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入院患者さんの心理
2009年 03月 07日
2009年03月06日
彼が入院されて1ヶ月が経つ。 歩くリハビリを始められたので、顔を見に行った。 部屋へ入ると、タンスを指差しながら、 『服あるけ~?』 と聞かれる。 覗いてみると、掛かっているのはジャンパーだけだ。 洋服が無い事にえらくこだわっている様子だ。 『どうお?前より声も出てるし、元気出たね~!』 『アカン! うち帰って死にたい。うち帰りたい』 『今帰っても誰もいないし一人で歩けんやろぉ。 しっかりリハビリして歩くようになったら帰れるよ』 『あんなもんリハビリでない! レクリェーションや』 『あぁら~! そしたら楽しいやろぉ♪ 』 『なんアカン! 嫌や!・・・ うちで死にたい。うちで死にたい。帰りたい。 服無かろぉ?』 『えぇ無いよ、○○子さんクリーニングに出すがに持っていかれたがいろ。』 『いい風に考えりゃね!』 『えッ!!! もう退院できんから、服引き上げたと思ったがけ~? 洗濯する為やろ。 そんな悪考えしられんな~。 』 入院当初、本人自身の口から 『もう、帰れんわ~』 と言っていたのに・・・。 本当はそう思っていなかったのだ。 単に気弱になっていただけなのだ。 ところが、洋服が無いのに気付き、リハビリどころではない追い詰められてきたようだ。 複雑な心理状態をみると、些細なことが病人の神経を逆なでするのだ。 介護の難しさを目の当たりにした。 家で末期を迎えたいものだが、 今のご時勢難しいなぁ。
by pcnmitsuko
| 2009-03-07 00:39
| 雑感
|
Comments(9)
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isao1977k at 2009-03-07 01:43
こんばんは。入院常習犯の私です(笑)
入院=病院の雰囲気…それが心を弱くしてしまうんですよね。 さだまさしさんの歌詞の「療養所 (サナトリウム)」ではないですが、 「病室での話題と云えば 自分の病気の重さと人生の重さ それから とるに足らない噂話をあの人は いつも黙って笑顔で聴くばかり…」 ほんとそうなんですよね。 でも!ヒュウマさんのあたたかさで、笑顔のプレゼント、してあげてくださいね!そうそう、盆栽も待っているよ~!と(^-^)
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pckago at 2009-03-07 15:02
つらいですね~入院だけでも気持ちがふさぐのに、困ったことに時間だけ
有りますから、余計な事ばかり考えるのでしょうねー。-! 末期を家で迎えたいのは分かりますが、色んな事情が有るのでほんと 難しいよね(永遠のテーマ)
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pcmerie at 2009-03-07 15:58
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pcnmitsuko at 2009-03-07 22:16
isao1977kさま
確か昨年の暮れに退院されたのでしたね。 良かった~と思っていたのに、常習犯だったとは! 実は、私も負けていないかもしれませんよ。 こんなことで張り合ってもしょうがないのですが、 6箇所メスが入った傷を持つ身、 で~~す。(^O^) 入院するごとに人間が出来てきて、ま~るく・ま~るくなりました~。 そう言えば、”ま~るく生きよう”はisaoさんでしたね。 kagoさま 俗に、老人病院といわれる所に入ると、 まだ頭がしっかりしている人には、辛いものがあるでしょうね。 家で見取りたいと思っても、難しい状況だし・・・。 どうしたらいいのでしょう。 merieさま ”人生均せば皆同じ” と言うでしょう。 我がままで、自分本位の生きかたを貫いた集大成が、 この環境なのかなぁ・・・と思わないことも無いのですが、 弱っている人に鞭打つことはできないですね~。
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emiko7793 at 2009-03-07 23:13
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isao1977k at 2009-03-08 04:36
はい、自分で退院決めて、ナースステーションに脅しに行く(常習犯だから出来る技?)私、でも笑顔で送り出してくださる先生方、看護師さんの方々に感謝です。しかも病院のあちこちに絵も飾ってもらっているんですよ♪ありがたいです!
入院したとき「大丈夫?」でなく「あらー、いらっしゃい!」になってます(笑)温かいコメントもありがとうございます、全て笑いに変えて生きていきたいです!
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pcnmitsuko at 2009-03-08 19:55
emikoさま
女手の無い家庭なので、自宅介護は難しいのです。 その上わがままだから、大変でしょうね。 可愛いおじいちゃんになってほしいです。 isaoさんの絵だったら、引っ張りだこでしょう! 病院の中は明るくなるし、元気をもらえますもの。 縁をつないでおきたいと思いますよ~。 騙しながら、上手に病と付き合いましょう。
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pcnkyoko at 2009-03-09 21:30
2月末頃のページの方ですね。
そのページにもコメントさせていただきましたが、 他人事には思えません。自分のこととして考えてしまいます。 老親たちの10数年に渡る入退院を見守り看取ったあとは、 次は自分の番だとそのときは思ったほど、 心身ともにくたびれきっておりました。 同じ想いを子どもたちにさせられないなと思いながらもね・・・・複雑ですね。 病院や施設にもっと光があてられるといいと思いましたね。 何よりも健康に気をつけて柔軟に暮らしていきたいものですね。
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pcnmitsuko at 2009-03-10 19:16
kyokoさま
今直面している方は、これまでの所業や言動が影響しているのでしょうが、周囲の方々は冷たく、打算で動いているような気がしてなりません。 家庭に心を育てるような土壌がなかったのか、あまりにも情が薄いので驚いています。 kyokoさんのように、優しい心根はどうしたら育つのでしょうね。 |